那須山岳救助隊隊長として長年、隊員の皆様方には隊の運営に御協力くださいましたこと、心から厚く御礼申し上げると共に関係者及び関係各団体の皆様方の御協力に心から感謝申し上げる次第です。
 顧みますと、昭和30年代頃より毎年、秋から冬・春へと遭難事故が絶えず、特に3月から5月へ掛けて事故が多発したように思いました。
 これに対応すべく、その都度、遭難捜索に協力した那須町・黒磯市の職員の皆様、また地元消防団、黒磯山岳会、那須山岳会等の皆様がたには、なみなみならぬ苦労があったことと思います。
 那須山岳遭難防止対策協議会の結成。そして昭和47年7月なす山岳救助隊を設立し、あれから35周年を迎えました。現在山岳救助隊を編成し組織的な活動をしているのは県内でも我々の隊くらいではなかろうかと思います。
 昭和37年10月に那須岳ロープウェーが完成、49年には東京から高速道路が開通し、1泊2日で那須登山をしていたのが、日帰りコースとなりました。登山用具も改良され、山の施設も整備され山でのレジャーを楽しむ人が多くなりました。特に中高年の登山が多く見られるようになりました。
 現在、那須に見られる観光客は年間450万人~500万人とも言われ、その内3分の1は観光登山者と言われています。そして中高年の遭難事故が多く、毎年8件~15券くらいの事故が耐えません。
 ここ数年、隊員及び各山岳会会員の協力で登山道及び道標の整備を進めています。
年々増加する登山者の安全確保、山岳遭難事故防止は隊員ひとり一人の願いであります。

那須山岳救助隊 隊長 大高 登